SEが面接で聞いておくべきこと

転職経験が多いと言われるSEですが成功と言える転職を果たした人もいれば、中には転職に失敗したと感じている人もいます。

残念ですがSEの転職で失敗したと感じている人はかなりの割合で存在するようなのです。

現在エンジニアの皆さんは今の職場にどれくらい満足していますか？

転職に満足できなかったという人はどんな不満を抱えているのでしょうか？

不満を飲み込んで耐え続ける日々よりも、なるべくなら納得のいく条件で働いていきたいですよね。

今回は転職に失敗した例をもとに転職ミスマッチを防ぐための方法についてお話していきたいと思います。

まずはSEが転職時に失敗したと感じた原因を知りましょう。

以下では転職経験をしてSEが失敗したと感じることをまとめてみました。

・求人には教育制度があると書いてあったから未経験でも応募したのに、研修もなくいきなりエンジニアとして働かされた。

・社内にエンジニア職がいると思っていたのに実態はほぼ外注していた。おかげでエンジニアとして働ける環境が充実しているとは言えなかった。

・入ってくる仕事量のわりに給料が釣り合っていないと感じる職場だった。

・いざ入ってみると専門分野でないシステム業務まで任されてしまい、そのせいで連日深夜まで残業させられるハメになった。

・給料は良いけれど思っていたより任される仕事の裁量が小さくて充実感を得られなかった。前の職場の方がやりがいを感じながら働けていたし居心地も良かった。

このように転職したあとで感じる不満はおもに教育制度 /仕事環境 /給料に関することが多いとわかります。

これらのことは実際に現場で働き始めてからわかることである場合が多いので、入社する前から気づくというのは難しいと思えるかもしれませんね。

しかしこれらのような転職後のミスマッチの原因はあらかじめ防ぐことができるものなのです。

実は転職後に感じるミスマッチの原因は、面接時に担当者へ質問しておくことで多くの場合防ぐことが可能です。

つまり現場に入ってからではなく入社前の時点で不満を感じるリスクを減らすことができるのです。

それでは一体どのようなことを面接時に質問しておけば良いのでしょうか？

・その企業に求められている人材/実際にどのような人が活躍しているのか

自分はこのようなスキルや経験を持っているけれど、実際に会社の業務で求めている人材に適っているのかを明確にしておくことは大切です。また職場にどのような人がいるのか特徴も聞いておきましょう。体育会系または理系の人が多いなどの情報があれば職場の居心地が良いかどうかも判断することができます。
それに加え上司や同僚となる人がどのようなキャリアを積んできたのかも知っておくと、この職場でどのようなことを学べるのかなど、目標やモチベーションに通じる情報も得ることができます。

・給料や残業形態はどのようになっているのか

給与や残業形態について質問をするのは少し躊躇しますが、ミスマッチを防ぐためには避けて通れない道です。最初に前職での平均残業時間や月収を前置きで明かした上で、社員のモデルケースを聞いてみると良いでしょう。

・業界全体の動向の捉え方/会社ではどのような課題を抱えているのか

SEの仕事はそのまま自分のキャリアとなりますので、自分が働く企業がどのような事業展開をしていくのかを把握しておくことも大切です。
業界全体をどう捉え今後の方針を聞いておくことによって、その会社で自分がどのようなシステム開発をしていくのかある程度ビジョンを予想しやすくなるでしょう。
また会社の課題を質問することで会社が抱えている問題点をあらかじめ知ることができるだけでなく、納得した上で入社をするかしないかを検討する材料にもなりますし、あなたが意欲的であるという印象づくりにもなります。

このように転職の失敗を防ぐには求人だけでなく、会社のメリット/デメリット情報をあらかじめ面接でも拾っておく必要があるのです。

とくSEの場合は会社とのミスマッチは重大な問題でもあるといえますので、面接でも恐れずになるべくミスマッチを減らすための質問をすることを心がけましょう。

面接でも自分に有効な情報を集めていくことで自分に合った会社を見つけ出すことができるはずです。