2016.02.05
コラム・事例・インタビュー
SEから転職するためには
SEになったはいいものの
単純な流れ作業ばかりでスキルが上がらない
残業が多くて拘束時間が多いのに給料は安い
ITゼネコンに取り込まれプライドもくそもない
などさまざまな悩みを抱えている人がSE業界には多くいます。
SEはつぶしが効かないとも言われていますがIT転職や新しいジャンルへ転身を図って成功している人も実は多く存在しています。
好きな人にはいいかもしれませんが基本的に体調を崩しやすい職業でもあり、嫌々続けていてもいいことなんて何一つありません。
ITゼネコン下請けピラミッド構造が崩壊し始めてきた今がSEを抜け出す絶好のチャンスではないでしょうか。
ITゼネコンってそもそもなに?
SEが疲弊してしまう一番の原因ITゼネコンと呼ばれる下請けありきで成り立つピラミッド構造です。
ピラミッドの一番上に位置する大手IT企業の主な仕事は管理ばかりで、下請けや孫請けのSEは割と誰でもできる単純なプログラミングとテストばかりが業務内容となるのです。
SE業界の現状は純粋にスキルを伸ばしたいと考えている人を受け入れる余地がありません。
SEとしてどれだけ経験を積んだらgoogleにいるような技術者になれるのか
SEとして働いている人はこの答えがすぐに出てくると思います。
今のSE業界にはイノベーションも顧客志向もあったもんじゃありません。
ITゼネコンが多くの雇用を生み出してきたという事実はありますが日本経済が低迷してますますグローバルな競争になっていくことを考えれば、給料さえもらえれば良いという考え方ではやっていけなくなっているのです。
また、今あるSE業界のピラミッド構造がいつまで持つのかもわかりませんし誰が保証してくれるのかもわかりません。
そのピラミッド構造が崩壊した時に真っ先に被害にあうのは言うまでもなく下請け以下のSEとなります。
自分たち一人ひとりが自分のスキルや生き方についてそろそろちゃんと考えないといけないタイミングがきています。
今の状況を変化させるのは時と痛みも伴いますがそれを我慢しなければ周囲の環境は変わりません。
最終的に自分の気持ち次第
SEさんたちの中には自分のスキルやキャリアに自信がないという人もいるでしょう。
そのため
SEから転職したい
環境を変えて頑張りたい
このままじゃ将来に希望ができない
そう思ってもリスクを考えると二の足を踏んでしまいますよね。
確かに現状維持をしたほうが今のリスクは少ないですし暫くは食っていけると思います。
だけど、今のままではいけないとも思うしいつかは次の道へ進まなければという思いもある。
これはどの職業の転職でも言えることだと思いますが特にSEはこの葛藤の連続でしょう。
結局、現状維持で良いのか思い切って転職したほうがいいのかという正解は未来のことなので誰も答えることができません。
【結局、最終的には自分の気持ち次第】
結局、大事なのは自分の気持ちだということです。
自分の本当の気持ちを確かめるには自分が60歳70歳になったつもりで今を振り返ればいいのです。
その時に思い切って転職をして悪い状況に陥ってしまったとしても自分の行動に後悔がないのならもう心の準備はできているのではないでしょうか。
ただしタイミングは見計らう
ただし、気持ちだけで突っ走ってしまうのは危険ですよね。
年齢的なこともあるし結婚して家族がいる場合はそうそう勝手なことはできません。
そういう場合はタイミングが来るのを待つ必要もありますね。
タイミングというのは良いタイミングから悪いタイミングまでさまざまです。
良いタイミングとしては転職活動がようやく実った
次の会社がようやく決まったので転職ができる
知り合いの会社から誘われたのでそこで頑張ることにした
副業が上手く行き始めたのでこっちメインで頑張りたい
などです。
悪いタイミングとしては心身が限界に来てしまった
もうこのまま続けるのは自分の中で厳しい
会社そのものの将来性が不安
会社の離職率が高いし辞めたら負けみたいな雰囲気がバカバカしくなってきた
社内で干されて居場所がない
などです。
こうなったらもう腹をくくって開き直って前に進むしかありません。
もし気持ちだけで決められない場合は人生のタイミングが来るのを待つのもありでしょう。
PN:Unknown
今も昔もライター職。
風のようにやってきては去っていきます。
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