SEに必要な文系要素とは

2016.02.05 仕事 / スキル

文系でもSEになれるの?SEに必要な文系要素とは

プログラムの知識を必要とするSEは、理系の人じゃないとできないのではないか、と言う質問をよく耳にしますが決してそんな事はありません。
文系出身だったけれどSEになったという人は数多く存在しています。
システム開発をするには数学の知識が必要なんじゃないの?と考えている人もいると思います。確かに効率的な処理を生み出したり、アルゴリズムを考えるには理数系の素質を持つ人間の方が有利かもしれません。
しかしSEのお仕事はなにも理数系の考え方ができる人だけが有効であるというわけではありません。

SEの仕事ができるようになるかは努力次第!?

SEの仕事はプログラマーのようにシステムのコードを書くだけが仕事ではありません。技術者的な面が強いと思われがちですが実際のところSEの主なお仕事は

・開発スケジュールの管理
・他プログラマーへの仕事指示
・設計書づくり
・お客様からの要望をヒアリングする


といった事が挙げられます。このようにSEはシステムの設計から完成まで一連の流れに携わるので、コードのスキルだけが重視されるわけではない、という事がわかっていただけると思います。

プログラミングの知識の勉強やコードの記述は、体で覚えるやり方でも充分に習得可能です。基本から徐々に理解し慣れていけば文系だろうが理系だろうが、誰でも努力次第で仕事として充分に通用するようになります。

SEの仕事で大事なのは文書作成能力!?

意外に思うかもしれませんがSEの仕事の場合文系と理系という区別では無く、文書作成がどれほど上手くできるかという方が重要です。
SEもプログラマーもひたすらコードを書くのが仕事、という認識もけっして間違ってはいません。しかしSEは個人で作業する場合よりもチームでの開発を行う場合の方が多くなります。そしてSEはお客様とも直に接するのも仕事の内です。そうなると他の人と適切に情報を共有するために、文書を作成する仕事が増えていくのです。日々の仕事が文書を作る事に費やされる事だってザラです。

SEの作成する文書はチームやお客様に見せる文書なのでいい加減なものは出せません。それはSEが開発で作成する仕様書も同じです。
チームの皆が正しく理解ができるものでないと、また作り直さなければならずその分大きなタイムロスになります。仕様書の体裁が酷いとそれだけ指示を間違って理解されてしまいますし、その結果修正せねばならないバグも増えます。

またお客様にもプログラムを納入する時は設計書も添えます。どんなものを作ったのか設計書をちゃんと作っておかないと 信用にも関わります。お客様からの信用を得なければ技術者としてやっていくことはできません。
つまり 自分の仕事を上手く説明する能力が無いとSEとしてやっていけないという事です。


文系の人にもSEの素質は充分にある!

このように文書の作成もSEに求められる重要なスキルです。
SEは注文されたプロジェクトに基づいて開発を行っておしまいという訳ではありません。 SEが開発や文書を含め良い仕事を作って、お客様から納得され利益を得られるようにするという所までがSEの仕事です。
理系の人に限らず文系の素質が高い人もSEの仕事に適性があるのです。
にし
元ゲーム開発会社勤務
ゲーム好き過ぎてゲーム作る側に回っちゃったものの、今はポチポチ文章書いてるのが楽しいです。

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