2016.02.22
コラム・事例・インタビュー
社内SEの仕事内容は意外と忙しい!?
社内SEに転職する理由の一つとして
開発などに追われる必要もなくビジネスサポート的な立場で言われたことだけやっておけばいい。
なんて夢物語なイメージを持っている人も多いようですが、本当にそんな楽な職業かと言われれば一概にそうであるとは言えません。
これは会社によって様々な形がありますが、実際によくある社内SEはそんなに楽な仕事内容かと言えばそんなこともないようです。
社内SEの仕事内容は実際どんなかんじ??
社内SEでみなさんが良く想像されているのがいわゆるお助けマン的な立場で、なにかトラブルがあった時に対処してあげればいいというイメージ。
もちろんそういったお助けマン的なことも仕事内容のうちにふくまれますが、本当はもっといろいろな業務をしていくことになります。
自社のシステムの現状や環境の変化をみつつシステム企画をして、その企画が通れば設計開発に着手し、完成したらトラブルが起きないように保守運用をしていき、何か問題があれば改善をしていく。
システム企画→設計開発→保守運用→改善作業
をエンドレスで繰り返していくことになります。
与えられた仕事をするだけではなく、自社に見合った新しいシステムの企画や開発を行い、さらに運用・改善までをやっていくことになるのです。
しかも一つではなくて数個の案件をかけもちすることは当たり前のことで、それだけでも十分忙しい環境になってしまいます。
それに加えて社内のユーザーからのヘルプやトラブルなどにも対応していかなくてはなりませんので、楽ができるかと言われれば社内SEなりの忙しさがあるという認識をしておいたほうがいいでしょう。
社内のSEのメリットは要望が見えやすい!
社内SEをやっていくうえで大きなメリットと言いますか、やりがいに感じやすい部分があると思います。
それは自分のシステムを使っているユーザーが社内の人たちであるということ。
直接自分が見える範囲の人たちに対して、直接自分が見える形でのサービスを提供しているからこそ、直接的にそのサービスに対する声を受け取ることができ、よりニーズに沿ったシステムを作っていくことが可能なのです。
よりニーズに近づけてシステム開発をしていくことができるということはSE冥利に尽きますし、頑張って作ったシステムが実際に“使いやすい!”などの感想を貰った際にはかなり救われますよね。
こういった部分がやりがいに変わっていきやすく、仕事内容としては充実感を得られる可能性が高いわけです。
社内政治に引っ張られる可能性も。
社内SEというのは一つの会社の部署に所属するため、会社内で起きる政治面において大きな影響を受けてしまう可能性があります。
予算などに関しても担当役員によって大きく増減してしまうことがあるそうで、ITに対してあまり興味を持っていない人が担当してしまう場合には大きく予算が削られてしまうということも起き得てしまうのです。
このような環境の中でSEを充実して行っていくためには、自身が一会社の社員であるということを心がけ、SEをやっているから関係ないのではく、経理や総務、人事などとも関係をしている人間だと言うことを理解しておきましょう。
会社全体のことを考え様々な提案をしていくことができれば、会社にとって必要な部署であり、人材であると言うことを認めてもらうことができるはずです。
社内SEはITのシステムを開発するだけでなく、このシステムが会社にとってどのような利益を生み出すことになるのか、もしくはどれだけのコストがかかってしまいむしろ不利益になってしまうのかなどの経営的判断をしていくことも必要なスキルであると言えます。
社内SEは楽じゃない!
結果として社内SEの仕事内容はそれなりの技術や量、様々なスキルが求めれられると言っても過言ではないでしょう。
ですがその分SEをやっていくうえでやりがいを感じられる環境でもありますし、社外の人を顧客にするわけではないので、プレッシャーに押しつぶされてしまうなんてことはないかもしれません。
ただ楽だと思って転職をすると思ってたのと違う!なんてことが起きてしまうかもしれませんので注意してくださいね!
はやぶさ
元WEB制作会社勤務
記事の執筆速度の早さなら負けません。
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